夏の終わりの漆作業

9月も下旬になって、朝晩が涼しくなりました。

気温・湿度ともに高かった季節は漆の乾きも早く、

ゆっくりな作業進行の私には、少々忙しい季節でもありましたが、

最近は湿度も少し低い日もあって、ようやく落ち着いて作業ができています。

仕上げに入る器も多く、出来上がりが楽しみです。



フランスの古いお皿の修理・修繕。

今回の作業は粉蒔きです。

アンティークのお皿には徐々にくすんでいく色の金継ぎがいいかな・・・と思って、青いお皿には銀粉、赤色と茶色のお皿には真鍮粉を蒔きました。

こちらは無塗装の木箱(エッセンシャルオイルBOX)に3回目の拭き漆。

漆を塗っては、細かいやすりで軽くやすって、乾かしてを繰り返します。

徐々に滑らかさと漆のしっとり感が出てきました。