あたたかな小皿・春の訪れ。。。

お預かりしたお皿のお直しが終わり、お渡しいたしました。

ご依頼主がお直しの終わった器を手に取り、笑顔が見えた時には、私もほっとする気持ち以上に嬉しさでいっぱいになります。

欠けてしまった部分にかけらが付きやすいよう漆を塗り、ひびの入ってしまった部分には接着のため漆を流し込みます。

麦漆で欠けを接着。

かけらのない部分は錆漆で埋めて、形を整えます。

仕上げは金粉を蒔き、鯛牙で磨き上げました。

黄色い柔らかで優しい色・模様、つるんとした白地にお直しした部分の金色が映えます。

おうちで再びこのお皿を愛でていただけたら嬉しいです。